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平成28事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について

国税庁は、平成29 年10 月、所得税及び個人事業者の消費税について、平成28事務年度(平成28年7月から平成29年6月までの間)に実施した調査等の状況を明らかにしています。

1 所得税

(1) 調査等件数及び申告漏れ等の非違があった件数の状況

所得税の調査等の件数(表1)は、

① 高額・悪質な不正計算が見込まれるものを対象に深度ある調査として行われる「特別調査・一般調査」は49,012件(対前年割合102.0%)、
② 資料情報や申告内容の分析の結果、申告漏れ等が見込まれる者を対象に実地に臨場して短期間で行われる「着眼調査」は21,226件(対前年割合118.1%)、
③ 原則として納税者宅等に臨場することなく、文書、電話による連絡又は来署依頼による面接を行い、申告内容を是正する「簡易な接触」(添付書類の未提出に対する提出依頼を行った件数等を含みます。)は576,906件(対前年割合98.7%)で、
④ れらの「調査等の合計件数」は647,144件(対前年割合99.5%)となっています。
⑤ そのうち「申告漏れ等の非違件数」は400,467件(対前年割合101.2%)で、申告漏れの割合は61.
9%(1.1ポイント増)となっています。

(2) 譲渡所得

① 譲渡所得の調査等の件数(表3)は、「土地建物等」に対するものが20,437件(対前年割合97.4%)、
②「株式等」に対するものが6,435件(対前年割合110.2%)で、③ これらの「合計件数」は26,87
2件(対前年割合100.2%)となっています。
④ そのうち「申告漏れ等の非違があった件数」は20,353件(対前年割合102.1%)で、申告漏れの割合
は75.7%(1.4ポイント増)となっています。

2 消費税(個人事業者)

消費税の調査等の件数(表2)は、

①「特別調査・一般調査」は28,211件(対前年割合103.4%)、②「着眼調査」は8,428件(対前年
割合111.5%)、
③「簡易な接触」は50,140件(対前年割合94.2%)で、
④ これらの「調査等の合計件数」は86,779件(対前年割合98.5%)となっています。
⑤ そのうち「申告漏れ等の非違件数」は61,049件(対前年割合99.9%)で、申告漏れの割合は70.3% (0.9ポイント増)となっています。

〔参考〕この調査状況等については、国税庁ホームページ
平成28事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について」をご覧ください。


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