日本公庫 提携ラッシュ
平成26年10月4日
日本政策金融公庫が、地域での創業支援のため、道内の地域金融機関との連携を強化している。地域活性化に加え、国の成長戦略に合わせて拡充された日本公庫の創業支援の制度融資の利用を促すのが狙い。提携した金融機関は信金を中心にこの１年で計１１機関に上り、今後も提携先を増やす方針だ。
創業支援をめぐり、覚書を交わすなどして日本公庫と連携したのは道内の７信金、３信組、１地銀の計１１金融機関。両社は、創業期から成長期の中小企業に協調融資を行うほか、事業計画書の策定など経営面の支援も連携して行う。
日本公庫が今年４～８月に道内で行った地域金融機関との協調融資は、件数で前年同期の１．９倍の７９件、額で同３倍の９億７９００万円と大幅に伸びている。
このうち創業期（創業前～創業１年以内）の企業に行った融資は２３件、２億８９００万円に上り、件数、金額ともに全体の３割程度を占める。創業支援の融資だけにとどまらず、幅広い分野で協調融資が増えているという。
政府は、同公庫の新規開業企業などに対する融資制度について、貸付限度額の引き上げや期間延長などの支援策を拡充している。
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