日本アシスト会計グループ新春経営支援セミナー2018開催報告
平成30年1月27日、日本アシスト会計グループは新春経営セミナーを開催致しました。
写真を交えながらセミナーの一部を皆様にお伝え致します。
【第一部】 元帝国データバンク社員が伝授!リスク管理と企業価値向上のポイント
講師 株式会社 アイヴィ・サービス法人営業部 柏 雅喜 様
柏様は探偵業者として、主に法人の"人"に関わる「リスク管理」面での業務に携わっておられます。
次の4つの内容でご講演頂きました。
- 企業リスクの現状
企業リスクの現状として、「焦げ付き(不良債権)の発生」、「回収難と支払いのダブルパンチ」、「連鎖倒産」が挙げられ、近年では、「人手不足」による倒産や「コンプライアンス違反」による倒産も挙げられる。
そして、結局は、中小企業にこれらのリスクの「しわ寄せ」が起こるとされております。 - リスク管理
継続する金融緩和の恩恵もあって、「企業倒産推移は低水準状態」である。
しかしながら、企業を取り巻く「リスク」は、企業倒産だけではない。
そして、いま、中小企業がするべきことは、リスクマネジメント対策の強化!!である。
(注)「リスクマネジメント」とは、
企業経営上発生するリスクについて、最小のコストでリスクを防止して適切な処理を行い損失や被害を最小限にコントロールすること。 - 企業価値と企業価値を向上させるためには
企業価値とは、企業の魅力である。解釈としては、同業他社との競合で生き残るための価値である相対的な価値と、競合に関係なく、お客様の為に自社のあるべき姿・本質を追い求める価値である絶対的な価値とがある。
ここで大事なことは、自社の"強み"と"弱み"を把握し、数字上だけの「企業価値」ではなく、「相対的な価値」で自社の企業価値を見出すことであるとしています。
そして、企業価値を向上させるためには、"コンプライアンス遵守による「顧客利益」の実現"であるとお話を頂きました。
講師をして頂きました株式会社アイヴィ・サービス 柏 雅喜様、どうもありがとうございました。
参加者様より以下の感想を頂きました。
- 価格の差別化が当たり前の世の中だが、これからは付加価値をどれだけ付けられるかが大事な世の中だと思った。
- コンプライアンス導入の大切さとリスクマネジメントの大切さを学びました。
他にも多数のアンケートを頂きました。ありがとうございました。
【第二部】中小企業の現状と今後の資金調達
講師 日本アシスト会計グループ 代表 佐々木 忠則
当グループ代表の佐々木からは中小企業を取り巻く環境や経営者が抱える悩みについての講演でした。主に、中小企業の現状と資金調達のお話です。
とりわけ中小企業において資金面で頭を悩ませている経営者が多く、その資金調達の解決策として、企業、会計事務所、金融機関が三位一体となることで、資金調達の悩みが解消されるそうです。具体的には以下の通りです。
- TKCローカルベンチマーク・クラウド
簡単に企業の現状分析が可能!
(注)「ローカルベンチマーク」とは
企業の経営状態の把握、いわゆる「健康診断」を行うツール(道具)として、企業の経営者等や金融機関・支援機関等が、企業の状態を把握し、双方が同じ目線で対話を行うための基本的な枠組みであり、事業性評価の「入口」として活用されることが期待されるもの。 - TKCモニタリング情報サービス
決算書、試算表、TKCローカルベンチマーク・クラウドを金融機関に電子データで提出可能! - 企業の資金調達力の強化
企業、会計事務所、金融機関の三者の関係強化
上記①~③の効果としては、経営状態の変化に早めに気づき、早期支援につなげていくもの。
つまり、「会社が病気になる前に」対策をたてることができるメリットがあるとされております。
参加者様より以下の感想を頂きました。
- メインバンクより事業計画の提出を求められており、作成する上で参考になりました。
- 金融庁から金融機関へのメッセージ等、企業に対する応対など勉強になりました。
他にも多数のアンケートを頂きました。ありがとうございました。
日本アシスト会計グループ新春経営支援セミナー2018の開催報告は以上となります。
第一部、第二部ともにお客様大変ご興味を持って頂く事が出来ました。
当グループの新春経営支援セミナーは毎年行っており、皆様に役立つ情報を提供する場として考えております。
来年も皆様のご参加をお待ちしております。
[報告者 新春経営支援セミナー実行委員会]