令和2年度の取り組みについて
令和2年1月吉日
お取引先各 位
日本アシスト会計グループ
代表 佐々木 忠則
新年 あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は、当会計グループの取り組みにご理解、ご協力を賜り心よりお礼申し上げます。昨年も、多くのお取引先様から新たなお客様のご紹介を頂き、新たなご縁ができましたことは、私をはじめスタッフ一同、偏にお取引先様皆様のご支援の賜と感謝に堪えません。誠にありがとうございます。
さて、年が明け、令和時代は2年目を迎えます。そして、本年は東京オリンピック2020開催の年でもあり、令和の時代の実質幕開けの年ともいえます。一昨年は、北海道胆振東部地震の激甚災害の発生、昨年は台風被害もありここ数年は地震、台風、火災の災害つづきでありました。少子高齢化時代は外国人労働者の大幅な受け入れを国会決議し、社会・労働環境が大きく変わって参ります。2020年東京オリンピック開催は復興日本の全世界への報告の意もあるとのことですが、東北大震災をはじめ被災地の早い復旧を祈るばかりです。
アベノミクスの大胆な金融政策と機動的な財政政策によって内需が拡大し、景気が回復してきたとされていますが、安倍政権は、ここ数年間、経団連に賃上げを呼びかけ社員の所得水準を上げようとしています。収益状況に見合った前向きな検討を求めています。
しかし、北海道中小企業の利益は十分でなく、いまだ消費税8%となったときのアップの影響を吸収できないなか、消費税10%が実行されました。中小企業の経済状況は厳しく、混迷しているといえます。北海道中小企業の景気回復はまだまだ先の見えない不安定な厳しい情勢であります。
戦後の日本を支えてきましたのは、中小企業の皆様であります。そして、この時代においても、我が国を支えるのは、やはりお客様方をはじめとする中小企業の皆様であります。この不安定な時代を変革期と捉え「この時代を生き抜くこと、生き抜くための企業に進化する」それが維持存続させる経営であることを、今一度、考えてみる必要があるといえます。
以前の右肩上がりの経済社会では、社長に万が一のことがありましても、何とか経営を維持できました。しかし、今の時代では、後継者が現経営者同様に利益を出し、経営を維持することは至難の業といえます。その時どうするのか、継続か、閉業か、売却か等々今から考えておく必要があります。また、その後残された者は本当に大変でありまして、後継者、資金繰り、借入返済、借入保証、今後の生活等々その苦悩は量り知れないものがあります。本当に万が一のリスク管理、対策、保険の大事さを痛感しています。「万が一を想定内としてとらえる」必要があります。
金融庁は、平成25年3月末まで延長した「中小企業金融円滑化法」の期限後も中小企業の経営、資金繰りを後押し致しました。しかし、この法案を前向きに有効活用し、実際に継続可能な経営の改善に取り組み資金繰りを改善した件数は少ないのです。中小企業のほとんどが、資本力のないなか、自ら生き抜ける体制に創り変える必要があります。
法令違反、内部告発、情報流出等の事件は、社会は許さず経営を窮地に追い込み破綻にまで至らしめている現状があります。法令を遵守し社会に貢献する経営は、取引先は勿論、社会からの信頼を得、お客様の企業価値を創造すると言えます。
私達は、このような状勢を踏まえ「お客様の繁栄ある環境」へ向けて、別紙記載のことを決意し取り組んでまいります。万が一のリスクからお客様の企業、ご家族のみなさまを防衛し、お客様皆様が税務、財務会計面で経営の遅れをとることのないよう、毎月の巡回監査を通じ情報提供等の経営支援をしてまいります。それが、お客様、従業員の皆様、そしてそのご家族の皆様の幸福に繋がるものと確信しております。
お取引先様におかれましては、是非この取り組みにご理解を頂き、ご協力を賜りますようここにお願い申し上げる次第であります。
最後になりましたが、お取引先皆様の益々のご発展とご健勝を祈念申し上げます。
敬具
令和2年の宣言書
私達は「お客様の繁栄ある環境」へ向けて、次のことに全員で取り組んで参ります。
- 家族・企業防衛
私達は,お客様の永続的発展を願い、お客様が自らを防衛し従業員・ご家族の皆様の生活を護るため、理念に基づく保険指導に全員で取り組みます。 - 黒字化システム
私達は,お客様の維持存続発展のため、黒字経営体質へ導くための業績管理とRPA(*)による業務効率・資金力を高める会計システムの推進に全員で取り組みます。 - IT電子化
私達は,IT国家に向け、電子申告・納税システム(e-Tax )の利用、電子帳簿・電子ファイル(ペーパレス化)、金融機関への決算書電子提供サービスの推進に全員で取り組みます。 - 税務行政支援
私達は,税務行政の支援のため、お客様の確定申告書に適正書面(税理士法第33条の2の書面)を添付し、税務調査を省略できるように全員で取り組みます。 - 頼んで安心な事務所
私達は,お客様が安心し頼んで良かったと思える事務所づくりに全員で取り組みます。
(※)ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)、通称RPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組みです。(日本RPA協会HPより)
従来型のプロセス自動化で必要とされてきた、長期間に渡る既存システムの変更や業務フローの見直し等を経ることなく、既存の業務を効率化できる点がRPAの最大の特徴と言えます。
これが、私達の思いです!
- 強い意志あるところに、創造する心は働く。
- 創造する心は、思考を表面化し、物体にする。
- 創造する心・・日本アシスト会計グループが応援します。